Guns n' Roses/Appetite for Destruction
- アーティスト: Guns n' Roses
- 出版社/メーカー: Geffen
- 発売日: 1999/09/30
- メディア: CD
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中学から高校まで邦楽も洋楽もポップもロックも自分にとっては同じものだった。ボウイもレベッカもマドンナもボンジョビもペットショップボーイズも3分間の暇つぶし、それ以上の意味はなかった。その時が楽しければそれでよかったのだ。
当時、大人たちがロックについて真面目に語っているその意味がわからなかったし、ロックなんてポップミュージックの一つのジャンルだとしか思っていなかった。このアルバムを買うことになったのも、実はその時ほしかったユーロビートのアルバムが売っていなかったので、頭の中に残っていたSweet Child O' Mineのリフを思い出し取り合えず試しに聴いてみるかという軽い気持ちだった。
Welcome To The Jungleのイントロからやられた。震えた。ああ、こういうことだったのか、これがロックというものなのかとえらく感動したのを覚えている。バイト先の音楽に詳しい先輩には「エアロのパクりじゃん」などと言われたし今となってはそう言う気持ちもわからなくはないんだけど、ちょうど高校を卒業して浪人時代気が狂ったように聞き続けていたのを覚えている。
今となっては聴き飽きてしまったし、音楽的にそれほどすぐれているわけではないと思うのだけれど当事商業化されたロックバンドばかりの中で本当に悪そうな唯一のバンドだったしかっこよかったのだ。アクセルやスラッシュは僕のアイドルだったし、インタビューの乗っている雑誌は必ず買った。
ガンズはその後メンバーの脱退やら新しいメンバーになって活動は続けていくのだけど正直このファーストアルバムを超えることはできなかったように思う。スティーブンアドラーが抜けイジーが抜けダルい独特の悪そうなリズムがなくなりカッチリしたメタルのサウンドに近づいていって好みのサウンドではなくなってしまった。Use Your Illusionも悪いアルバムではないとは思うのだけど。
音楽のクオリティというよりも、思い出の青春の一枚。Sweet Child O' Mineのスラッシュのソロは今でも名演だと思うけどね。
Do It Yourself/The Seahorses
自分にとって誰が一番のギタリストなんだろう、と考えるとやはりJohn Squireかもしれない。Stone Rosesのギタリストと言ったほうがなじみのある人も多いと思うんだけど、ジョンのギターの素晴らしさを楽しむという意味ではSeahorsesのたった一枚しかないこのアルバムをおすすめしたい。
An Via Musicom/Eric Johnson
昔、ジョー・サトリアーニのG3というイベントのDVDを見たことがありゲストでエリック・ジョンソンが出ていて、演奏を見たことがあった。正直いうともう一人のスティーブ・ヴァイも含めて上手いんだけどつまらないんだよなぁというのが当時の印象。だからアルバムを聴いてみようとは思わなかった。
最近何故か思い立って聴いてみると、やっぱり好きなタイプのギタリストじゃない。だけど、不思議と聴けちゃう。何でだろうなと考えると適度に曲が良く適度にポップ。で不思議と再生回数が増えちゃう。まあすぐに飽きてしまうかもしれないけど。
最近思うのは、もうロック飽きたなぁ、うんざりだなぁということ。だからちょっとロックから外れたものを聴きたいというのがある。あと、あまり疲れたくないなぁというのも。
そういう意味で適度にロック、適度にポップ、適度にカントリー、適度にジャズ。聞き流す分には気持ちがいい音。
そんなわけで最近一番のヘビーローテーションしているアルバムなのです。まあだからといってエリック・ジョンソンがベストギタリストだと言うつもりはないんだけどね。あんまり言うとファンの人に怒られるか(笑)